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2011-10-12

旅仲間の死。

ひさしぶりにブログ書きます。
とてもショックなことがあったので。

数日前、僕らが旅行中に出会った夫婦がボリビアで亡くなりました。
直前に行っていたアフリカで感染したと思われるマラリアが原因とのことです。
まだ30代の、若いカップル。
二人とも亡くなられました。

彼らとは一年半近く前に、タイのタオ島からパンガン島のフルムーンパーティに向かうフェリーの中で出会いました。
宿探しやちょっとした買い物を一緒にし、昼ご飯を食べただけで、ほんの一瞬しか出会っていません。

でも、そのほんの少しの出会いでも、彼らの素敵な笑顔、とても魅力的な雰囲気は心に焼き付いています。
その後も時々彼ら“タビロック”のブログを見ていました。



訃報を聞いた後になって初めて、僕は彼らのブログに僕らが載っているのを見ました。
同時に彼らの写真もいっぱい見て。
とても楽しそうに、元気に写っている写真。




本当にまだ信じられない。気持ちの整理ができない。



奥さんはホテルで一人静養中に、旦那さんはその二日後に入院先の病院で亡くなった。
あんなに仲のいい二人が、苦しみながら離れ離れの最期を迎えたと思うと、胸が苦しい。

二人とも病院へ行ったのに治せなかった(発見できなかった)のは色々な不幸が重なってのことだと思うが、ボリビアのマラリア治療のレベルの低さが大きな原因の一つだろう。


どの旅行者も海外、特に途上国や後進国と呼ばれる国や地域を旅することで命のリスクが高まることは覚悟している。
僕もそうだった。
でも、そう思ってても、旅人が、生きて母国に帰るのは当たり前だと思ってた。


どうしてこんなことが起こるんだろう。




人が死ぬのは悲しい。
出会った人が死ぬのは悲しい。
同じ旅好きが死ぬのは悲しい。



「いつ死んでもいい生き方をしなければいけない」、ということは目指すところにはあるけれど、でもやっぱり死んでほしくない。

死を恐れて本当に好きなことを諦める必要はないけど、自分ができる範囲のぎりぎりのところまで、命を大切にしたい。してほしい。


僕は、今時日本人がマラリアで死ぬなんて考えていなかった。
僕らがアフリカを回った時は、蚊にはすごく警戒したし、どこか奥地で感染した時のために治療薬は一種類だけ持っていたが、そこまで危機感はなかった。

でもこんなに悲しむべきことが起こった今、やはり恐ろしい病気であることを再認識し、できうる限りの対策を旅人の皆にはしてほしい。
アフリカ以外でも熱帯地方など流行地に行った後に少しでも熱が出たら(高熱が出たら絶対に)すぐに大きな病院に行ってその可能性があることを伝えて、もし問題ないと言われても熱が下がらなければ(もしくはマラリアは発熱に周期性があるものもあるから一旦熱が下がってもまた高熱が出たら)、勇気を持って誤診と判断しもっと大きな病院へ行くか自分で治療薬を飲んでいくか。
一日でも早く行動に出てほしい。発症して数日以内に治療しないと命に関わることもあるらしいから。
僕らが持ってた治療薬(コアルテムCoartem)には英語だけど服用の方法が細かく書いてあったからそういうのは面倒がらずに事前に読んでおいて。

薬についてはこのページに詳しく書いてあった。
僕も知らなかったけど、原虫の耐性を考えて治療薬は数種類持ってたほうが良いとのこと。
こういうことには警戒しすぎるくらい警戒していいと思う。


二人は旅行保険の更新ができず期限が切れていたという情報もある。
そのため簡単に病院へ行けなかったのかもしれない。
(もしくは推測だけどしっかりした検査を頼めなかったのかも。)
僕らも旅の終盤は保険が切れていたから、もしその状態でただの風邪の症状だったら病院へはなかなか行けなかったかもしれない。
そう思うとますます他人事とは思えないし、他の旅行者もそうなったときにどうするか、“事前に”決めておいてほしい。
保険に入っていなくても、「マラリア流行地の後に少しでも熱が出たら絶対に病院へ行く」とか、「医療レベルが低い場所にいたなら飛行機使ってでも信頼できる所に飛ぶ」とか。
金銭的に躊躇してしまうと思ったら、必ず保険に加入しておいてほしい。
もちろんマラリア以外のリスクも十分考えて。
こうやって二人が教えてくれたことを無駄にしたくない。
いま旅行中の人、これから旅行する人。生きて帰ろう。




本当に、世界には行きたい所がいっぱいある。
多少の危険があっても本気で行きたい所には行くべきだと、今でも僕はそう思う。
タビロックの二人も、今でも多分そう言うと思う。
でも全力で、命の危険は回避してほしい。




どんな生き方をしても、死は身近にある。
そんなことは今の日本人なら分かっているだろう。
だから一瞬一瞬を大切に、本気で生きる。
小さな奇跡の集まりである“今”を全身に感じ、向かい合い、一生懸命、嘘をつかずシンプルに、楽しく生きる。
改めて感じさせてもらった。







本当に旅を楽しんでいた二人の死。
こんなに悲しい出来事はないけれど、でも、多くの人が想い続けるから、二人はずっと生き続け、永遠になる。
そんな二人だと思う。



いつまでも、どこででも、二人で楽しく旅を続けてください。




またどこかで会おうね。









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2011-05-05

いま一番好きな曲。



Tenniscoats - Baibaba Bimba | A Take Away Show from La Blogotheque on Vimeo.



究極のミニマルでしょ、これ。



2011-03-19

離れた場所から震災を思う。


恐ろしい出来事が起きた。


僕はそれをインドのチェンナイという町で知った。
震災の翌日、インド人に言われ新聞を見た。
トップページに載っていた悲劇の写真。
テレビで映像も見た。
身体が凍りつき、言葉を失った。
こんなことがあっていいのかと思った。


自然は時にとんでもないことをする。
地球にとってはほんの少し身体を動かした程度のことかもしれないけれど。
もっともっと自然と向き合って生きて来なければならなかったのか。



犠牲になった方々には、心から冥福を祈る。
救出、救援活動をしている人達、避難生活を強いられる人達、放射能の危険に晒される人達、その他全ての困難な状況にある人達を思い、応援するとともに、一人でも多くの人の無事を切に願う。

遺族の人達や、まだ身内の安否が分からない人達のことを考えると、本当に涙が出る程悲しい。
一刻も早く全ての人に平穏が訪れてほしい。






今、僕は南インドにあるティルヴァンナマライという町にいる。
そこで祈り続けている。






祈ることしかできない。
今は、祈ることしかしないと決めた。


やろうと思えば、すぐにでも日本に帰り被災者のためにもっと具体的なことができるかもしれない。
こうして誰も知らない所でただ祈るだけというのは無意味なんじゃないかと葛藤する。

でも僕は今、祈ることしかしない。
本当にすべきことは分からないけど、今の僕はそう決めた。
このままもう少し旅を続け、日本に帰った時、その時にやるべきことを、やる。


このティルヴァンナマライという町には、瞑想させてくれるアシュラム(修行場)がいくつかあり、多くの信者達が祈りに訪れるヒンドゥー教寺院もある。

そこで僕は手当たり次第祈る。

アシュラムで振る舞われる食事には毎回感謝し、食事も満足にできない被災者の人達や、もう食べることもできなくなった人達に祈る。




僕達はたまたま生まれ、たまたま生き、育ち、出会い、死ぬ。
膨大な時間や空間の中で起こる見えない何かの力。

旅をしてそう思うようになり、だから世の中の全ては奇跡だって思う。



けれど、
それはもしかしたら真理なのかもしれないけれど、そう思えば楽になれるのかもしれないけれど、何もせずに受け入れようというものではないと思う。
諦めるためのものでは、決してない。
大切な人や自分が「たまたま死ぬ」のをただ受け入れることは今の僕にはできない。
人の命より大切なものは、この世にはない。

繰り返し言うけど、僕には何もできないけど、つらい状況にある人達、強く、優しく、頑張ってほしい。



世界中の人が応援してる。
いろんな人のブログにも書いてあるし、ここインドでも本当に多くの人が心配し、悲しみ、祈り、応援してくれる。
人間の温かさを感じ、心から嬉しく思う。



昨日読んだニュースで「ウエシマ作戦」というのを見た。
ネット上で、譲り合いの精神をみんなで持っていこうという声が出ているとか。
こんな状況で、こういうことが湧き出てくる日本の文化をすごいと思う。
ビジネスの世界では何かとネガティブに取られがちなこの日本の心。
生半可な状況ではないだろうけど、譲り合い、助け合い、この困難を乗り越えてほしい。


大好きな日本。頑張ってほしい。



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プロフィール

きたむら ゆうすけ

Author:きたむら ゆうすけ
2009年1月から世界旅行に出ました。
いま行きたいと思う所を全部行ってみたい。
そうやって楽しみながら「やりたいこと」やら「お金」やら、いろんな中での立ち位置を少し見つけられたらなと思う。

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